おせち料理の意味①

 

おせち料理というのは漢字で書くと「御節料理」となります。

この事からもわかるように、この言葉の元々の意味は、本来暦の上での節句のことを表しているものなのです。

 

節句とは、一年間の中で節目となる日のことを言います。

節句は一年間に5つあり、それを五節句と言います。

 

五節句の習慣は今でも残っていて、七草粥で知られる人日(17日)、ひな祭りで知られる上巳(33日)、
子供の日の端午(55日)、七夕(77日)、菊に長寿を祈る重陽(99日)の5つがそれです。

重陽節句以外は、どれも現代人である私たちにも馴染み深いものばかりですね。

 

つまり節句とは、季節の変わり目である節目の日ということです。

ちなみに、五節句の中には元日(11日)は含まれていません。

元日は、節句の中でも特におめでたい日とされていて、別各扱いだったわけです。