魚を尊び供する正月

一方で正月や祭りなどの特別な日となると、たとえ山間部の村であっても、魚、しかも海の魚を膳に加えるという習慣を伝えているのは興味深いところです+゜。*(*´∀`*)*。゜+

 

たとえば、信州の伊那谷飯田のあたりでは、年とり魚として現在でも鰤を食べますが、これはかつて、富山県の氷見で水揚げされた鰤が、高山、松本を経て半月ほどかけて運ばれてきたものでした(*´ー`*人)

高山の日枝神社には、越中の肴屋衆が奉納した寛文5(1665)年の絵馬が残されていて、すでに江戸時代の初期には飛騨方面への鰤の運搬が行われていたことがわかります( ●≧艸≦)★

鰤は、西日本における年とり魚の代表格ともいえる魚です٩(*>▽<*)۶

フォッサマグナを境に、東日本では鮭が年とり魚の代表格として知られていますが、信州はその境界線上に位置していて、地域や家によって鮭と鰤の文化圏が混在しているのです(*'ー'*)

  

参考資料
https://www.kibun.co.jp/knowledge/shogatsu/database/fish/index2.html