魚を尊び供する正月 2

塩鰤を1本丸ごと買った家では、大晦日に一家の主人がまず鰤の尾を切り、家の神棚に供えますヽ(≧▽≦)ノ
その後、切り分けたものを焼いて食べ、年を越しました(*´ー`*)
家によっては、鰤箱という箱を用意しておき、節分のころまで大事に食べたというところもあるほどでした(*゚▽゚)ノ

正月の神棚に飾られた「懸けの魚」(千葉県館山市相浜の漁師宅)
このように、運ばれてきた年とりの魚は、まず神前に供えられることが重視されていました。鰤や鮭に限らず、海産物を歳神様に供える習慣は、「懸けの魚」として、地域によっては現在でも行われています。これは、魚、スルメ、数の子、昆布、鰹節などを、家の神棚の前に並べて下げ、歳神様に供えるものです。下げるものは地域によってさまざまで、農村ならば稲穂を供えるところもあり、また扇子や傘などの縁起物を下げるところもあります。

 

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参考資料
https://www.kibun.co.jp/knowledge/shogatsu/database/fish/index2.html