最も大衆化した魚料理 - かまぼこ -2

かまぼこは、永久3(1115)年、関白藤原忠実が催した祝宴に供されたことが記録されていますo(*⌒―⌒*)o

「蒲鉾」という字のとおり、当時は竹輪に似た形状だったようで、板付が一般的になったのは江戸時代のこととされます(●´∀`●)/

 

落語に、「長屋の花見」という噺があります♪

貧乏長屋と世間で評判の長屋の連中が、大家から景気づけにと花見に誘われます(*´∇`*)

喜ぶ長屋の連中ですが、酒の代わりは薄めた番茶、重箱には、かまぼこ代わりの大根漬けと、玉子焼き代わりのたくあんを入れ、毛氈に見立てた筵にくるんで飛鳥山へ繰り出す─と、このような出だしで始まります( ●≧艸≦)★

 

この噺の成立年代は定かではありませんが、大正8(1919)年には上演記録が確かに存在することから、当時の感覚として、かまぼこが祝いの重詰の定番であったことがわかります☆

そして、大根の漬物という当時の庶民の日常食に不可欠な食べ物との対比によって、少なくとも長屋に象徴される庶民感覚からは、いささか高嶺の花の高級食材であったこともうかがえるのです+。:.゚ヽ(*´∀`)ノ

 

参考資料

https://www.kibun.co.jp/knowledge/shogatsu/database/fish/index5.html