◆珍しい御節の具材 その5

本日紹介するのは、秋田県で御節に使われる『チョロギ』

 

またも全く想像つかないような名前が出てきました!笑
ただ、チョロギというのは料理名ではなく植物の名前なのです☆

実際、どんなものか見て頂いた方が早いと思うので、こちらです(*^∇^*)ノ
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画像引用元:https://shop.takii.co.jp/CGI/shop/search/detail.cgi?item_code=NEA113


見た目は虫の幼虫のように見えますが、これはシソ科の多年草の植物、あるいはその根にできる食用とされる球根のように見える塊茎部分なのです☆


地上に出ている部分はこんな感じ☆
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画像引用元:https://ja.wikipedia.org/wiki/チョロギ

 

原産は中国で、漢字で書くと色々な当て字があるようです☆
「丁呂木」「丁梠木」「長老木」「長老喜」「長老貴」「千代呂木」etc
見た目が石蚕に似ていることから「草石蚕」などと書かれたりもするそうです☆


日本では主に東北地方や京都の一部で栽培されているようです。
そのためか、関東地方の私は全く知りませんでした☆

 

そしてこいつを赤く着色したものが御節に使われるのですが、それがこんな感じになるようです☆
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画像引用元:http://www.tv-tokyo.co.jp/travel/entry/bwIn6/32100/

 

これが御節に使われるのは、その名前からでして、「長老木」「長老喜」「長老貴」など長寿を願う縁起のいいものという願いが込められているようです☆

 

最近は着色料などを使って上記のように真っ赤に着色されていますが、
以前は、塩漬けにした後に梅酢やシソ酢に漬けて赤く着色していたためピンクがかった赤色だったようです☆

 

味は、ユリ根のような食感と、生姜のような少しピリッとする感じがあるようです☆

なんとも不思議な形で、愛らしくもあり、グロテスクでもありますね笑

 

一度食べてみたい衝動に駆られる、不思議な魅力を感じさせる一品でした(^^)

 

ライターH