鰤と鮭の現在

注目したいのは、年とり魚として西日本と東日本をそれぞれ代表してきた鰤と鮭が、現代にあってもほぼ東西で分布を明確にしているということです*。٩(ˊᗜˋ*)و*。

もちろん混在もあり、とくに首都圏のうちの東京・千葉・神奈川の3県では、鮭より鰤のほうがむしろ卓越しています+。:.゚ヽ(*´∀`)ノ

人口の流出入が激しい首都圏では、出身地の食文化の影響がこうした正月料理に表れているのかもしれませんᕙ( 'ω' )ᕗ


かつて、鰤と鮭が年とり魚として珍重されていた頃は、いずれも塩蔵処理が施された大きな魚として、正月の期間を食べつなぐ冬季の保存食の意味も持っていました+。:.゚ヽ(*´∀`)ノ

冷凍・冷蔵設備が整った現在では、生の切り身を入手することがほとんどです( *´꒳`* )

鰤や鮭を食べるという伝統を、時代に合わせた食べ方に変えながら残しているのは興味深く、正月における食文化の保守性ともいえる一面が顕在化した結果となっています(*´ー`*)

f:id:newyear-dishes:20171215090339g:image

 

参考資料

https://www.kibun.co.jp/knowledge/shogatsu/database/fish/index3.html