縁起物としての魚 2

日本の食文化には、基本的な生活様式のひとつとして土地ごとに伝えられてきた地産地消型の台所文化がある一方で、形式を重んじ、研鑽と洗練を繰り返しながら発展してきた料理人の手による外食文化という二極が存在します( *´꒳`* )

 

後者は、一般に日本料理とよばれ、その食材として、やはり魚介が重要な位置を占めています(*´ー`*人)

日本料理の基礎が確立したのは室町時代以降のこととされますが、祝い事の食文化においては、この日本料理の影響が大きく、たとえば正式の饗膳として武家社会で定型化した本膳料理とよばれる料理の形式は、江戸時代になると庶民社会にも浸透し、地方の農山漁村の婚礼などでも饗膳として定着します( ●≧艸≦)★

今日の会席料理はこの本膳料理を継承したもので、あらたまった席での日本料理の形式として、わたしたちの生活に深く浸透しているのですo(*⌒―⌒*)o

正月の行事食である「おせち料理」も、正月節会料理の略であり、雑煮・祝い膳・組重をセットとする料理の形式が、江戸時代の武家や商家で定着していたようです٩(*>▽<*)۶

これが庶民にも浸透し、さらに地方ごとの年とり魚などの風習が合わさって、それぞれの地域に特徴的な正月料理が形成されたと考えることができますヽ(=´▽`=)ノ

 

参考資料https://www.kibun.co.jp/knowledge/shogatsu/database/fish/index4.html