「おせち料理」は、旧暦の節句(節供)ごとに自然の恵みや収穫に感謝し神さまにお供えをして宴を開く、
平安時代の宮中行事「お節供(おせちく)」という行事の中で作られていた料理が始まりとされています。
節句は年五回あり、五節句と呼ばれていますが、現代で「おせち料理」を食べるのはお正月だけになりました。
おせち料理という呼び方が一般的になったのは第二次世界大戦以降なのだとか。
おせち料理が文化として庶民に広まってきたのは江戸時代の終わりごろからと言われていますが、
その頃はおせち料理ではなく「食積(くいつみ)」とか「蓬莱(ほうらい)」と呼ばれていたそうです。